専門外来
special
喘息 ・ 咳 外来asthma
突然起こる呼吸困難や咳などの発作に苦しめられる喘息(ぜんそく)。
ぜんそく(気管支喘息)はきちんと治療と自己管理をすれば、ぜんそくの症状が起こらないようになり、 健康な方と変わらない生活を送れます。
「症状がないからくすりを飲まなくてもよい…」など自己診断せず、専門医と一緒にきちんとコントロールしていきましょう。
ぜんそくは、大人になってはじめてかかることもある
「ぜんそく=子どもの病気」というイメージがあるかと思います。確かに子どもに多い病気ではありますが、 小児喘息だった方が大人になって再発することもありますし、風邪などがきっかけで、大人になって突然発症することもあります。
ぜんそくの主な症状には、はげしい咳、粘度の高いタン、胸の息苦しさなどがあります。
その中でも「喘鳴(ぜんめい)」といって、息をするたびにのどや胸からゼイゼイと音を立てるのが大きな特徴です。
ぜんそくに特徴的な症状
- 急に息苦しくなり、ゼイゼイ・ヒューヒューと胸のあたりで音がする(喘鳴)
- 季節の変わり目や、天気が悪いときなどにいつもは感じない咳や息切れがある
- 夜から明け方にかけてひどい咳や息苦しさで目が覚めることがある
- 運動(動いた)後に咳や息切れがある
- 風邪をひくと治るのに10日以上かかる
あてはまる症状がある方は、我慢せず、早めにご相談ください。
一時的に咳が出て苦しいことがあるなど、もしかして?と思ったらご相談ください。
ただ、特徴的な症状があれば、ぜんそくだと自覚できますが、中には胸の痛みだけ、はげしい咳だけ、 タンがよく出る…という場合もあり、自分でもどのような病気なのかわからないこともあります。
ぜんそくをただの風邪だと判断してしまっている人や、中高年の方では年齢のせいだと思っている人もいらっしゃいます
自己診断で放っておくと、症状が進行して悪化してしまうことがあるので、もしかして?と思ったら、お気軽にご相談ください。
気管支喘息の治療
喘息のコントロールのためには、吸入薬を使いこなすことが大切です。
でも、吸入薬は種類も多く、使い方も複雑でわかりにくいですよね。
当院では吸入薬の使い方を丁寧に説明し、症状の早期改善を目指します。
長引く咳にご注意ください!咳喘息 (せきぜんそく)
咳喘息は、夜中から明け方にかけてひどい咳が出たり、気温の差や喫煙で咳が出やすくなったりするのが特徴です。
風邪は治ったはずなのに、咳だけがずっと続く…と来院される方もいらっしゃいます。
原因のわからない、長引く咳にお悩みの方は一度ご相談ください。
すぐに息切れする。咳・タンが多くなった方へCOPD(慢性閉塞性肺疾患)
タバコを吸われる方で、最近、「階段の上り下りがキツイ」、「息切れしやすい気がする」「咳やタンが多くなった」 と思うことはありませんか?
年齢のせいだけではなく、COPD(慢性閉塞性肺疾患)かもしれません。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の主な原因は喫煙です。タバコの煙に含まれる様々な有害な物質が、気管支や肺を傷つけて、 慢性的な炎症を引き起こします。
その結果、肺の中の組織が壊れたり、気管支の粘膜が腫れたりします。このため、 息切れを生じたり、咳やタンが増加したりするのです。
完治は難しいので、くすりや生活習慣改善により病気が悪化しないように、コントロールしていきましょう。
参考リンク
- ファイザー製薬:COPD情報サイト
- https://www.copd-jp.com/